トップ>トピックス>パソコンパーツ
 2012/06/28

Ivy Bridge対応マザーボードまとめ! ASUS・ASRock・GIGABYTEほか Z77・H77・Q77・B75搭載製品!

Ivy Bridgeをフル活用するなら、
同世代のチップセットで決まり!

インテルの最新CPU「Ivy Bridge」こと、第三世代Coreシリーズを使うなら、同世代のチップセット「Intel Z77/H77/Q77/B75 Express」を搭載したマザーボードと組み合わせるのがオススメだ。1世代前の「Intel Z68/P67/H67/H61 Express」搭載マザーにも組み込めるが、内蔵GPUによる3画面出力など、CPUが持っている機能の一部が使えなくなる。加えて、新世代マザーならUSB3.0へにチップセットレベルで対応するなど、拡張面の進化点も多い。

新世代のなかで、スタンダードな選択肢になるのは最上位のZ77だ。Core i7-3770Kなどの末尾に「K」がついたCPUのTurbo Boost倍率を変更できる (※メーカー保証外) ほか、PCIeのレーン構成も多彩で、ビジネス用途向けの「vPro」テクノロジーやレガシーなPCIレーンの標準対応といった面を除く、ほぼすべての機能が利用できる。マザーボードメーカーが用意するラインアップももっとも多く、1万円以下から4万円前後の高級品まで多彩に揃っている。オーバークロックしないなら、コストパフォーマンスに優れたH77マザーやB75マザーが狙い目だ。6月から出回り始めたビジネス向け最上位のQ77マザーもラインアップが増えている。各チップセットの細かい機能の違いは下の表をみてほしい。


Ivy Bridge世代Sandy Bridge世代
Z77H77Q77B75Z68P67H67H61
ソケット形状LGA 1155
Kシリーズの
Turbo boost倍率変更
××
CPU内蔵GPUの活用×
CPU内蔵GPUによる
3画面出力
×
Intel Smart Response
Technology
××
標準SATA3.0ポート2基1基2基×
標準USB3.0ポート4基×
PCIeレーン構成16×1
8×2
8×1+4×2
16×116×1
8×2
16×1
標準PCIレーン××
vPro××

同じチップセットでもマザーの個性は多彩
拡張性の違いやサイズをよく見比べよう

マザーボードはパソコンの機能性と拡張性を決定づける重要なパーツだけに、同じチップセットを搭載したモデルでも個性が大きく別れている。CPU以上に製品選びが難しいパーツだが、要点を押さえておけば、自分のニーズにあったモデルが効率的に選べるはずだ。

機能面では背面端子やボード上のソケットの種類と数をチェックしよう。USB端子やSATAポートの数はモデルごとに差が大きい。映像出力端子はHDMIとDVI出力が主流だが、対応モニターがまだ少ないDisplay Port端子や、アナログ出力専門のD-Sub 15ピン端子などを揃えるモデルも多い。Ivy Bridge世代はCPU内蔵GPUだけで3画面以上の出力が可能なので、映像出力の系統数は従来以上に重要になってくる。

性能面でこだわるなら、PCIeスロットの本数と配置にも注目したい。グラフィックスカードを1本挿すなら、ほとんどのモデルがPCIe x16スロットを備えているので問題ない。2本以上差してマルチGPU環境を構築する際は、x16スロットの本数が重要になる。さらにCPUのオーバークロックに挑戦するなら、CPU周りの電力安定化を図るVRMのフェーズ数がなるべく多いモデルを探そう。そのほか、メモリスロットはDDR3タイプを4本揃えるのが一般的だが、高級モデルには8スロット揃えるものもある。ただし、4本タイプでも最大32GBまで対応する場合がほとんどなので、究極を目指さないなら気にしなくていいだろう。

こうした機能の差に加えて、物理的なボードのサイズの違いもある。一般的なATXサイズや、ひと周り小さいマイクロATXサイズなら、一般的なPCケースに問題なく入るので気にする必要はないが、最上位クラスにはE-ATXやXL-ATXなど、特殊なオーバーサイズも存在するので注意が必要だ。いっぽう、小型マシン向けのmini-ITXマザーも市場に多く出回っている。

そして、最後の決め手はメーカー独自の個性だ。

オーバークロックを極めるならASUS
Wi-Fiモデルも揃える王道

多くのパーツショップで定番の座を堅守しているのがASUSTeKだ。「P8Z77-V PRO」をはじめとしたスタンダードシリーズ3機種には、現行世代から標準でWi-Fi機能を付属しており、ワイヤレスでスマホや他のPCと連携できるようになっているのがポイント。さらに、信頼性重視で作られた「SABERTOOTH Z77」や、クロック数や部位ごとの電圧調整が細かくできる「MAXIMUS V GENE」といったコンセプトモデルも定評がある。使い道の広い自作マシンが欲しいならスタンダードモデル、とにかく壊れにくいマシンを求めるならSABERTOOTH Z77、オーバークロックを極めるならMAXIMUS V GENEがオススメだ。

スタンダードシリーズ最強の、全方位に優れたオールマイティマザー
マザーボード
ASUS P8Z77-V PRO
26,244 円~
(4 店で販売中)

PCIe x16スロットを2本備え、SLIとCrossFire Xに対応。映像出力端子もHDMIとDVI、Display Port、アナログD-sub 15ピンの4種類を揃えており、グラフィックスボードがあってもなくても高度な映像環境が構築できる。独自のWi-Fiカードを同梱。

計算され尽くしたエアフローで安定して冷やせる、Thermal Armor採用モデル
マザーボード
ASUS SABERTOOTH Z77
--- 円
(0 店で販売中)

基板全体をカバーで覆う「Thermal Armor」構造を採用しており、カバー内部で計算されたエアフローを流して効率的に各部位を冷却するのが特徴。SLIとCrossFire Xに対応するなど、拡張性も十分に備えている。タフネス重視のマザーだ。

マイクロATXながらオーバークロック機能に妥協なし! 割安なR.O.G.モデル
マザーボード
ASUS Maximus V GENE
--- 円
(0 店で販売中)

ASUSTeKのゲーマー向きブランド「R.O.G.」シリーズに属する、オーバークロックに強いマザー。ひと周り小さいマイクロATXサイズながら、強化したデジタル電源回路「Extreme Engine DIGI+」を搭載するなど、細部までこだわっている。

独自路線で実用性重視の特典を盛り込む、
急成長株のASRock

Sandy Bridgeの時代から急激に人気を高めているのがASRockだ。Photoshopやネットコンテンツ、USB機器の速度を高速化する「XFast 555」技術を現行世代のすべてのラインアップに採用するなど、実用性重視の特典が目立つ。そのうえで、1万円以下で買えるZ77マザー「Z77 Pro 3」を投入したり、1万円台前半でQ77マザー「Q77M vPro」を素早く売り出すなど、マーケティングの巧さも見逃せない。ゲーミングモデル「Fatal 1ty Z77 Professional」などの王道の高付加価値モデルと、コストパフォーマンスモデルの両面で強みを発揮しているブランドだ。

1万円以下で買える狙い目のZ77マザー! 起動の速さにも定評アリ
マザーボード
ASRock Z77 Pro3
24,999 円~
(2 店で販売中)

全メーカーを通して最安クラスのZ77マザーながら、CrossFire Xに対応しており、Z77チップセット特有の機能はフルに使える。ASRock製マザーは比較的起動時間が短いと評判だが、そのなかでも付加機能が薄いため、より素早い起動が望める。

Q77搭載でビジネス向けで最強の環境を目指せる、充実のマイクロATXマザー
マザーボード
ASRock Q77M VPro
49,800 円
(1 店で販売中)

インテル純正品に続いて登場したQ77マザー。ビジネス向け機能をフル装備しながら、LANチップにも高級なインテル製を採用するなど、手抜かりのない構成で安定したヒットを飛ばしている。マイクロATXサイズなのもポイント。

ゲーム用にマウスの感度も最適化できる高付加価値モデルのフラッグシップ
マザーボード
ASRock Fatal1ty Z77 Professional
--- 円
(0 店で販売中)

マウスの応答速度を細かく調整できる専用のUSBポート「Fatal1tyマウスコネクタ」や、デュアルLANチップ、信頼性の高いゴールドコンデンサなどを採用したゲーミングモデル。オーバークロック耐性以外の多彩な強みを持つ。

UEFI BIOSの使いやすさは随一!
mSATAコネクタ使いにも魅力のGIGABYTE

GIGABYTE製マザーは、独自の設計指標「Ultra Durable 4」に基づいた高品位な部品選びや、万一のトラブルが回避できるデュアルBIOSチップ構造などを以前から盛り込んでいる。加えて最新モデルは、基板をビジュアルで表示したUEFI BIOS画面「3D BIOS」により、BIOSレベルでの操作性が高く評価されている。BIOS項目が基板のどのチップやソケットに関係するのが直感的に掴めるため、自作パソコンの勉強にも最適だ。機能面では、スタンダードモデルの多くにmSATAポートを用意しており、小型のSSDをオンボードできるのがポイント。ドライブベイの消費を最小限に抑えて、SSDをHDDのキャッシュとして使う「Intel Smart Response Technology」が利用できる。

GIGABYTEで最強を目指すならコレ! 全方位で優秀なゲーミングマザー
マザーボード
GIGABYTE G1-Sniper 3
32,205 円
(1 店で販売中)

クリエイティブ社製のサウンドチップ「Sound Core3D」をオンボードしており、オーバークロックによる性能アップだけでなく、マルチメディア環境で高品位が目指せる。Bluetooth 4.0/WiFi拡張カードも同梱しているなど、特典は盛りだくさんだ。

オーバークロック機能にも注力した、GIGABYTEのスタンダードシリーズ最上位
マザーボード
GIGABYTE GA-Z77X-UD5H
--- 円
(0 店で販売中)

mSATAポートを備えるスタンダードなZ77マザーの最上位で、BIOS切り替えスイッチやCMOSクリアボタンをオンボードするなど、オーバークロックチューニング向けのギミックをいくつも搭載している。LANチップを2つ搭載しているのも見所。

Dr.MOS IIやAPSで熱くなりにくい、
圧倒的にクールなMSI

MSIといえば、「TwinFrozr III」などの独自クーラーを搭載したグラフィックスカードが高い冷却性能で有名だが、マザーボードの発熱の低さにも定評がある。CPU周りの電力消費を効率化して無駄な発熱を抑える「Dr.MOS II」と「APS」により、同程度の仕様のマザーボードのなかでも数段低発熱で稼働するため、オーバーヒートを心配する人に打って付けだ。モデルによっては、ワンタッチで段階的にCPUをオーバークロックできる「OC GENE II」も利用できるので、気軽にクロックアップを試したいという人にもオススメだ (※ただし、オーバークロック行為はメーカー保証外) 。

最新規格「Thunderbolt」端子を搭載した、Z77ハイエンドモデル
マザーボード
MSI Z77A-GD80
--- 円
(0 店で販売中)

アップルとインテルが共同開発した、PC向けの新インターフェイス「Thunderbolt」コネクタを搭載する貴重なマザーボード。Dr.MOS IIやAPSはもちろん、OC GENE IIも搭載しており、MSIのオリジナル機能がひと通り堪能できるのも強み。

Ivy Bridgeで最安クラスの構成を目指すなら要チェック! B75搭載の低価格マザー
マザーボード
MSI B75A-G43
--- 円
(0 店で販売中)

SATA3.0ポートを1基備える、B75マザー。MSIのなかでもエントリーの位置づけながら、フェーズ効率化技術「APS」は搭載している。PCIスロットを3本揃えているので、古めの拡張カードを利用する向きにも適している。

そのほかにも、純正のインテル製マザーや、コストパフォーマンスが高いBIOSTARやECSのラインアップ、mini-ITXサイズに強いZOTACなど、多彩なブランドがある。最重要パーツだけに、妥協せずにじっくりとベストバイのマザーボードを探しだそう。

記事:古田雄介

関連リンク

関連トピックス

 2013/07/10
Haswell対応マザーボードまとめ! Z87・H87・Q87・B85を徹底比較! ASUS・ASRock・GIGABYTE・MSI
目次・「Haswell」対応8シリーズチップセット Z87・H87・Q87・B85の比較表・8シリーズチップセットの特徴・定番・おすすめのマザーボード「Haswell」対応8シリーズチップセットZ87・H87・Q8 ...
 2011/07/07
AMDから新世代APU「AMD A」シリーズの「A8-3850」「A6-3650」が登場!
CPUとグラフィックコアが統合された「Fusion APU」の次世代版で、「Llano」のコードネームで呼ばれていた「AMD Aシリーズ」からデスクトップ向けの2製品が発売になりました。スペック ...
 2011/06/03
プロゲーマーと共同開発したASRock製マザーボード「Fatal1ty P67 Performance」
ASRockから登場する「Fatal1ty P67 Performance」は、多くのゲームで世界一に輝くプロゲーマー「Johnathan 'Fatal1ty' Wendel」氏とのコラボレーションによって生まれた、ゲーム用途に ...
 2011/03/22
グラフィック性能を飛躍的にアップさせたMini-ITXマザーボードが登場
GIGABYTE製Mini-ITXマザーボード「GIGABYTE GA-E350N-USB3 Rev.1.0」が2011年2月中旬に発売されました。 CPUとGPUを統合したAMDの「Fusion APU」を搭載し、わずか17センチメートル四方 ...

最新トピックス

 2013/11/19
ビデオカード選びの参考に! NVIDIA GeForce・AMD Radeonのビデオチップ型番の命名規則を解説
ビデオカードを選ぶ際に出てくるGeForceやRadeonといったビデオチップの型番表記。実は、この型番の命名規則を理解することが、ビデオカード選びの第一歩。ここではNVIDIA GeForceとAM ...
 2013/11/12
今年のプリンターはA3対応のコンパクト複合機に注目! エプソン「カラリオ EP-976A3」
ぐっと身近になったA3プリントA3プリンターといえば、大きく、スキャナー機能のない単体機しかなかったり、家庭用のプリンターとしては候補に挙がりづらいシロモノだ。しかし、今年の ...
 2013/11/05
イメージセンサー(撮像素子)サイズって? スマホと差がつく高級コンパクトデジカメの選び方
はじめにイメージセンサー (撮像素子) サイズの大型化がトレンドのコンデジ業界近年のスマートフォンに内蔵するカメラ性能の進化は目覚ましく、1000万画素を超えるものはもはや珍しく ...
 2013/10/02
Intel第4世代Core iシリーズ「Haswell」総まとめ! 前世代「Ivy Bridge」からの進化点は?
第3世代Core iシリーズ「Ivy Bridge」の登場から1年、Intelから通称「Haswell」と呼ばれる第4世代Core iシリーズが発売された。ここではデスクトップ向けの「Haswell」の特徴や、各モ ...
 2013/08/07
2013年夏 40インチ以上の大型液晶・プラズマテレビの価格相場まとめ! AQUOS・REGZA・VIERAなど
目次・大型テレビを選ぶ際のポイント・40インチ以上の大型テレビのスペックと最安価格一覧 ・80インチ以上 ・65インチ~70インチ ・55インチ~60インチ ・50インチ~52インチ ・46イン ...